前回に引き続き、本日7月21日発売のサントリークラフトセレクトの第2弾『メルツェン』について書いていきます。
当然ですが、一緒に発売された『スペシャルビター』とは全く違う味ですね。これ。
『メルツェン』はなんとな〜く飲む前のイメージとしては、ものすごく「濃厚!」なビールなのかな〜と思っておりました。
でも、実際に飲んでみると一言では言えない、かなり複雑な味のビールであるように感じました。
『スペシャルビター』は苦味が引き立っていてわかりやすかったのですが、『メルツェン』の場合はコレッ!っていう特徴を書きにくい味なのですよね〜
風味はカラメルっぽい黒ビール的な香りも適度に感じるし、濃厚さも適度な感じです。
苦味や甘味は弱めで、だからと言って辛口というわけでは全くありません。
とりあえず、キンキンに冷やして飲むと「水分補給」をしているようなみずみずしさが不思議な感じで、これもやはり夏に合っている味わいのビールだと感じました。
また、時間をかけてじっくりと味わうと味が変化してきて、まったりした味わいも楽しめるのがおもしろいビールです。
これはこれで夏に飲むと良いかも知れないビール
「ピンク」と言って良いのかわかりませんが、大人の雰囲気を醸し出している缶の色とデザインが素敵なビールですよね。
マゼンタ?オペラレッド?
『メルツェン』と言うのはドイツ語で「3月」という意味なのだそうです。
なんでも3月に醸造して、夏の期間に飲むために作られたビールなのだそうですよ。
ほうほう、ではこの暑い時期に、このクラフトセレクトビールを飲むのはバッチリというわけなのですね。
確かに、今の時期に飲むにはぴったりな味わいのビールと言う雰囲気がありますね。
でも、いわゆる「のどごし最高!」系のビールとは全く方向性が違いますね。
どちらかと言うと、まったりと夏の暑さを楽しむような味わい、と言った印象のビールだと感じました。
複雑な味
このビールの味、最初に一口のんだ時点ではうまいこと言葉にまとまりませんでした。
ちょいと複雑な味・・・というか特徴を一言で言い表せない味と言った印象でしょうか・・・
風味は、ちょっと焦げたようなカラメル風の風味ですね。
でも、そこまで強烈ではなくて、なんとなく感じる程度です。
味は、甘味と苦味が控えめです。
一番特徴的なのは「濃厚さ」ですが、それほどではなくて、ほどほどと言ったところです。
ちょっとしたまったり感も感じられるのが、このビールの独特なところだと思います。
水分補給感
誤解を恐れず言えば、「みずみずしさ」がこのビールの一番の魅力かもしれません。
いろんな味がほどほどなので、キンキンに冷やしたこやつを飲んでいると、まるで水分補給をしているような感覚を感じたのですよね。
夏のあつ〜い日に乾いた喉を潤すようなイメージで飲むと、イケているかもしれませんよ。
なんとも不思議な味わいのビールですね。
ぬるくなると味が変わる
ただし、時間をかけて飲んでいると、かなり印象が変わってくるビールでもありますね。
ぬるくなってくると、黒ビールっぽい香りだとか、濃厚な感じが強めに感じられてきます。
最初に強く感じられた、みずみずしい印象が消えて、まったりした印象の味に変化してくるのです。
この変化してくる感じがなんともおもしろいです!
もしかしたら、キンキンに冷やすよりも、ちょっとだけビールの温度が高めの方が、このビールの味を感じやすいのかもしれません。
ゆっくりじっくり味わいながら飲むと魅力を最大限に味わうことができるビールなのかもしれませんね。
まとめ
サントリークラフトセレクトの『メルツェン』を飲んでみました。
非常に複雑にいろんな味だとか風味が重なっているビールでした。
キンキンに冷えている時と、ちょっとだけビールの温度が上がってきた時の印象がかなり変化するのも魅力だと思います。
もしかしたら、あまり冷やさないで飲むほうが、このビールの味わいをおもいっきり味わうことができるのかもしれませんね。
でも、キンキンに冷やして飲んだ時のみずみずしい印象も個人的には捨てがたいように感じました。
なかなかおもしろいビールに出会うことが出来たと思います。
というわけで、前回のサントリークラフトセレクトの『スペシャルビター』に引き続き『メルツェン』の感想書いてみました。
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