いつも疑問に思っていたことがあります。
それは、いつもと同じ種類のお酒を飲んでいるはずなのに、日によって、味の印象が全く違うと感じるときがあることです。
ビールでも、焼酎でも、日本酒でも、泡盛でも、同じ銘柄であるにも関わらず、ちょっとした条件の変化で「ん?前と味が変わった?」と思うことが多いのです
例えば、最初に飲んだときはすっごく美味しい!ということで感動したビールを、次の日にもう一度飲んだらあんまり美味しいと感じなかったりとか・・・
こういうことがけっこうあるのですよね。
よく考えたら、すごく不思議な現象です。
なので、自分なりになぜなのか?ということを考えてみることにしました。
その時によって酒の味が変わるのはなぜか考えてみた
1. 体調の良し悪し
体調の良し悪しは、お酒の味を左右させます。
「なんか今日は調子悪いな〜」という日は、お酒の味もよくわからなかったり、美味しいと感じなかったりします。
また、疲労がたまりすぎているときなども、微妙な味に感じるかもしれません。
「はあ〜疲れた〜」と自宅に帰ってきてから、プシュっと開けて飲むビールが意外と味気なかったりすることは多い気がします。
これ逆の意見もあるかもしれないですが、やはりお酒というのは元気な時にこそ、心から美味しいと思って飲むことができるのではないでしょうか?
2. 一緒に食べるおつまみ
一緒に食べるおつまみが美味しくて、そのお酒と相性が良いと、お酒自体もおいしく感じられるものです。
例えば、ビールは焼き肉などと一緒にいただくと、最高においしく感じられるものだと思っております。
ビールが苦手だけど、できればおいしく飲めるようになりたいという人にはマジでオススメですね。
お酒とおつまみというのは、切っても切れない関係です。
おつまみがないと、どんな高級なお酒でも味気なく感じてしまう場合が多いですものね。
そんなわけで、一緒にいただくおつまみの味もお酒の味を変化させてしまうのです。
3. 酒の温度
特にビールなどは、冷やし方が足りないと、あまりおいしくない場合が多いかもしれません。
最近は、あまり冷やさなくてもおいしく飲めちゃうようなレベルの高いビールもあると思うのですけど、やはり基本的にはビールは冷やすに限りますよね。
熱燗で飲むのか、常温で飲むのか、冷やして飲むのかで味が変化するのは当然のことではあるのですが、ちょっとした微妙な温度変化でもお酒の味は違って感じられるものなのです。
そして、そんな僅かな温度の違いと言うのは体感ではわかりにくいものです。
なので、同じ銘柄でも日によって味が違って感じられることもあるのだと思います。
4. グラス
お酒を飲むために入れる容器、つまり、グラス、コップ、ジョッキ、おちょこなど、いろいろな種類があります。
それが変わるだけでも、相当に味が変わります。
また、ビールなんかの場合は缶のまま飲むのと、グラスに注いで飲むのではかなりの違いがありますもんね。
居酒屋で飲む生ビール中ジョッキって、缶ビールと中身は全く一緒なのだそうですけど、そうとは思えないくらいに味に違いがあります。
まあ、キンキンに冷やしておいたジョッキにビールサーバーで入れてくれるわけなのですから、旨いにきまっているのですけどね・・・
先日、ビアグラスを買ったのですけど、自宅で飲むときもグラスの違いだけで味の印象がずいぶんと変わるのだな〜としみじみ思うことがありますよ。
焼酎を飲むときにもガラスコップで飲むのか、陶器製のコップで飲むのかで、別のお酒を飲んでいるのはないか?と思うくらいにイメージが変わってしまうものです。
なので、お酒を飲む際に使用するコップなどの容器は、味を左右する重大な要因なのです。
5. 気温
やはり季節と言うのは、非常に重要な要素だと思うのです。
暑い夏にはキンキンに冷えたビールが最高に合うだろうし、寒い冬には熱燗にした日本酒などが素晴らしく体を温めてくれるでしょう。
なので、同じお酒を同じ条件で飲んだとしても、外気温の違いで相当に印象が代わって感じられるのです。
6. その酒への慣れ
そのお酒を初めて飲んだか、初めてじゃないのかでも味が違って感じられることが多いと思います。
先日、とあるクラフトビール系のビールを初めて買ってみて飲んだ時にすっごく感動した!ということがありました。
でも、数日後に同じビールを買って飲んでみても、最初の時のような感動は感じられなかったのですよね・・・
また、逆のパターンで最初はちょっと癖っぽいなあ〜と感じていたお酒が、飲み慣れてくると癖っぽさが気にならなくなってきて違和感なく飲めちゃうと言うケースもありますね。
先日、このブログで書いた『白百合』という泡盛などはまさにこのパターンです。
そのお酒の味に慣れると、味の印象も良くも悪くも変化してしまうということなのです。
7. シチュエーション
お酒を飲むときの場所だとか、雰囲気だとかでもかなり味が違うように感じられるはずです。
同じ銘柄のお酒でも、自宅で飲むお酒と居酒屋やバーで飲むお酒は全くもって味が違いますもんね。
まあ、これはお酒の作り方が上手だからかも知れないですが・・・
薄暗くて、ディープな大人の雰囲気のお店で飲むお酒はいつもよりも数段おいしく感じられるはずです。
また、休日にお祭りだとかで屋外で昼から飲むお酒も素晴らしく美味しいですよね。
先日、池袋でまだ明るいうちから飲んだビールは最高でしたよ。
その場のシチュエーションも、お酒の味を左右する重要な要素というわけですね。
8. 一緒に飲む人
1人で飲む時と複数人で飲む時も、味が違ってかんじられることでしょうね。
自宅で1人で飲むときもゆったりした気分で良いのですが、みんなで飲み会をするのも楽しいし、お酒の種類に関わらず何でも美味しく感じられるかもしれませんね。
それと、一緒に飲む人が誰であるのか?と言うのは最重要事項ですね。
極端な事を言うと、お仕事で接待しなくちゃならない時に飲むお酒と、恋人と飲むお酒は絶対に味が違うはずです。
お酒と言うのは、コミュニケーションツールという側面もありますからね。
一緒に飲む人が誰であるのかというのも、非常に大きなウェイトを占めているというわけなのです。
まとめ
以上が、自分なりに考えてみた、同じ銘柄のお酒でも、日によって味が違って感じられる理由です。
以前からずっと不思議に感じていたことなので、ちょっと自分の中での考えをまとめてみようかな〜と思ったのです。
お酒の味というのはものすご〜く繊細なものです。
したがって、ちょっとした条件の変化で味も変化してしまっているように感じるのだと思うのです。
だから利き酒とかできる人は、本当にすごいですよね〜
大尊敬します。
ここに書いたことは素人考え&個人的な意見なので、詳しい方がいたら是非ご教授下さい。
いずれにしても、せっかくのお酒ですから、最もおいしく感じられる状態で飲みたいものですね。
コメント
以前からこの記事にコメントをと思いながら躊躇していました。
takaさんの仕訳は1~8までの各項目どれもその通りだと・・・・・・・・
思うのですが②と⑧を繋げて見ました、良き友と酌み交わす酒、その摘みは?
何たって会話なのですよね、旧友とのたわいない話がお酒を実に美味しくさせるのです。
逆に接待したりされたりのお酒は・・・・・・旨いと思ったことが有りません。
自分好みのよい風が吹き、穏やかな雰囲気の中で飲む酒旨い酒です♪
お酒ってその味よりもほかの要素が大きいのだなとtakaさんから教わりました。
>シャレードさん
コメントしていただいてありがとうございます☆
「良き友と酌み交わす酒」それと「その摘み」、その両方がおいしくお酒を楽しむために重要と言うのは、仰るとおり完全に同意です。
どのようにして、リラックスした気分と雰囲気を創りだのか?ということですよね。
やはり、気心知れた人間と酌み交わす酒と言うのは、良いものですものね。
仕事などで、接待したりされたりはどうしても避けられないものではありますが、片方だけでもおいしく飲めるのならばまだしも双方が気持よくなれない・・・となるのは、う~むというかんじですね。
意味があるのか?と疑問にも思ってしまいます。
どちらにしても、自分自身の楽しみのためのお酒はおいしく、そして楽しく飲んでいきたいですね\(^o^)/